2009年11月アーカイブ

いにしえの「音」

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今日(29日)午後4時以降にいらっしゃった方、
どうもスミマセンでした!!

急遽、閉店し、鈴木昭男さんを「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」へ
ご案内していました!!

鈴木さんが「さ ね と り」 の旅を始めるべく
紅いママチャリで京丹後市を出発されたのは23日でした。

できることなら、5年前のように「珈琲屋吹野」で
笛の音を聴かせて戴きたかったのですが、
何せママチャリの気まま旅ゆえ、いつご到着になるのか解かりません。

なので、今回は、「弥生の笛を辿る旅」という趣旨でもあることなので、
それならば是非弥生時代の遺跡「妻木晩田」で
笛を奏でて戴きたいと考えました。

なんとか夕日が沈むまでにと車を飛ばし、間に合いました☆

綺麗な夕景に弓浜半島から隠岐の島まではっきり見えて、
素晴らしいロケーションの中、「弥生の笛」と「アナラポス」
を奏でて戴きました☆

それはそれは素晴らしい「音」でした。
きっと弥生時代の人々は、こんな旋律の笛の音を聴いていたに違いない、
と思えるような、古代の旋律でした。

「アナラポス」は、本当に摩訶不思議な楽器です~☆

5年前「珈琲屋吹野」で聴かせて戴いた時も素晴らしかったのですが、
また違ったスケールの大きな「音」が響きました。
野外という効果なのだと思いますが、
米子じゅうは言うに及ばず、弓浜半島の向こうまで包み込むような
何ともいえない響きを奏でていました。
5年前と同じように、今回も二つの筒の一つを持たせて戴くという
光栄に預かったのですが、その手にもビンピンと伝わって来るものがあるのです☆

奏でる『音」の旋律は、鈴木さんが作るのではなく、
何かが舞い降り、ずっと前からそうしていたように
自然に音を紡いでいくのだと鈴木さんはさり気なく仰います。

その地に立つと、自然に旋律が出て来るのだそうです!
当然何も音が出てこない時もあるそうです!!

時空を越えて、いにしえの時へ誘(いざな)われる
とても貴重な体験をさせて戴きました☆♪☆

丹後から山口県の下関までの日本海側のラインに
沢山の弥生の笛が出土しているのだそうです。
これから更に西へとその笛を辿る旅を
ママチャリで続けようとしていらっしゃる鈴木さんです。

腰には、丹後町の皆様から出発前に戴いたというお守りが
た~くさんぶら下がっていました。
みなさんが旅の無事を祈って贈って下さったものだそうです。

鈴木さんがみなさんにどれ程愛されているか窺えます☆

私もその中の一人として、旅の無事を祈って止みません☆☆

沢山の人に支えられ、そして沢山の人と出会う旅が
どうか素晴らしい「想い出」の旅になりますように・・・

「弥生」という名前でよかった~と思えた日・・・でした(笑い)

「咲」

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先日、懐かしい人がご来店下さいました。

二人連れのひとりが中学校の時の同級生の女子でした!
10年くらい前の同窓会以来・・・だと思います。

一緒にいらっしゃった女性は、時々お出でくださる方で、
その方が、私の同級生のことを
「あんまり顔は似ていないんですが、実の姉です~(笑い)」
と言われた時は、本当に驚きました!!
姉妹と言われても、まだ信じられない程、似ていないお二人でした(笑い)

そしてお帰りの祭、レジ横の柱に飾っている「相田みつお」さんの書に目を止め、
「もし良かったら、知人の書をお店に飾ってもらえないかな~」と言われました。

それがひと月くらい前のことだったと思います。

もう忘れかけていた頃、彼女がその「書」を持ってやって来ました。

和紙の葉書に一文字を墨で書いたものが数十枚と、
タペストリーになったものが2点 でした。

「どう~?!飾ってもらえるかな~?!」と不安げに覗き込む女史・・・

私には、書の批評を出来るような知識はありませんが、
個人的な好みとして、「これいいね~☆」と言える作品が何点かありました。

一枚一枚を手に取り、じっくりと観ている私に女史が
「この書、どんな人が書いてると思う?!」と質問しました。

最初に私が感じた事を正直に口にすれば、
「なにか障害を持った人・・・?!・・・」でしたが、
もしも・・・もしも違っていたら、大変失礼なこと・・・と思い、
その言葉を呑み込み「まだ若い女性・・・?!・・・かな?!」
と明るく応えると、
「う~ん、30代の女性なんだけど・・・ちょっと障害がある人なの・・・」と。

やはり・・・そうでした。

その障害は、「癲癇」でした。

「癲癇」を広辞苑で引いてみると

『発作的に痙攣、意識喪失などの症状を現す疾患。
 脳に外傷、腫瘍などがあって起こる症候性のもの、原因の明らかでない
 真性癲癇とがある。
 後者は、しばしば特有の痴呆などの精神症状を伴う。』

とありました。

女史から聴いた話の限りでは、彼女は「後者」の症状のようでした。
私もこれまで「癲癇」という病の存在は知っていましたが、
実際にそういう知人もいませんし、そういう発作を見たこともありません。
名前は知っていても、現実にどういう病気なのか、
知らない事って、たくさんあるんだな~と
改めて「生きる」ということの大変さを思い知らされた気がしました。

女史もまだ、今まで一度も自分の目の前で
彼女がそういう症状を起こしたところを見た事が無いと言っていました。

ただ、その発作を起こして倒れる度に、たくさんの脳細胞を失うのだそうです。
発作が起こる度に、物凄い数の脳細胞が失ってしまう。

言葉にすると、とても淡々としていますが、
実はとても恐ろしいことが起きているのです。

30代の彼女が、今までに何回発作を起こしたのかは知りません。

その彼女がひと筆ひと筆運んで書いた「書」です。
少しでも、彼女の自立支援になれば・・・と
タペストリー2作を預かり、店内に飾らせて戴いています。

誰かに観て貰えるだけでも、ご本心の「励み」になるそうです。

ご来店の際は、是非、彼女の作品をご覧戴きたいと思います。

私個人的には「咲」という文字が、気に入っています☆


 

「坂の上の雲」

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「坂の上の雲」がドラマになったらしいですね~
と嬉しそうに仰ったのは、毎朝ご登場の老師☆

私も、とっても愉しみにしているのです~☆
司馬遼太郎ファンにはタマラナイ年末の贈りものだと思います。

NHKが3年もかけて製作したというから、期待できる仕上がりかと
益々期待が高まります~♪

秋山好古と真之兄弟と、正岡子規の三人が
四国松山で青春を過ごし、「明治」という時代を生きた物語です。

正岡子規を演じる俳優、香川照之さんの風貌が、
あまりにもご本心そっくりで驚いてしまいます。

お相撲と民謡くらいしかテレビをご覧にならない老師も
愉しみにしていらっしゃる「坂の上の雲」

みなさんも是非ご覧になってみて下さい。

初回は11月29日 日曜日 夜8時からです!!

32年振り?!

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私が若かりし頃は、男子バレーはオリンピックの花形でした~☆ 

「ミュンヘンへの道」なんていう番組が毎週放送されていたくらいです!!
 (因みに私は横田選手のファンでありました♪♪)

ところがこのところ、ず~っと低迷・・・
今回のグラチャンも、私の予想では、
もしかしたら女子はなんとかメダルに手が届くかもしれぬが、
男子は到底無理だろう・・・と思っていました。

その女子が、あともう少し・・・というところで
メダルに届かず、ガックリ・・・

ところが、到底無理!などと始まる前から諦めていた男子が、
なんとなんと、ヨーロッパチャンピオンのポーランドを破り、
エジプトにも、あれよあれよという間に勝ち、
とうとう昨夜はイランにも5セットにまで粘り、勝利してしまいました!!

到底無理!・・・などと暴言を吐き、大変失礼致しました~☆

もしかしたら・・・メダルに手が届く位置に来てしまっています~☆

表彰台に上がるのは、なんと32年ぶり!!となるそうです~☆

平均身長2メートル・・・などというのが当たり前の時代
日本の選手も、結構良い体格をしているのに、
世界と並ぶと小さく見えます。
そんな中で、本当に身体の中にどんな「バネ」を仕込んでいるの?!
と驚かされるようなジャンプをし、弾丸のようなスパイクを
相手コートに叩きつけて、飛び跳ねています!!

ここまで来たら是非、どの色でもいいから
「メダル」を手にして欲しいものです☆

  ♪ガンバレ ニッポン♪

 

女の魅力?!

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先日お客様のKさんとお話をしている時、
近所にエステサロンが出来たということから「エステ」の話になりました。

全身のエステ・・・なんて気持ち良さそうだけれど、
残念ながら私は「美顔」さえ一度も経験が無く、
一度くらいは試してみたいな~なんて言いますと、Kさんが、
「私、実は一度だけ経験したことがあるんですけど、
結局最後に、いろいろな化粧品や美顔器を勧められるんですよ~
最終目的はそれなんだな~って気付いてからは行ってません(笑い)」
と、少しがっかり!!な話を聞かせてくれました。

時代の流れというのでしょうか・・・
かつては「エステサロン」というのは、
大きなメイン通りから一つ入った路地にひっそりとあったそうです。
そこへ入るところを他人に見られたくない・・・
こっそり行きたい場所だったのだそうです。

ところが今は、堂々と行く時代になり、
メイン通りに大きな看板を掲げて営業しているのだそうです。

美しくなりたい・・・という女性の願望を擽るのでしょうね~♪

そんな話をしながら、私は、いつか観た雑誌のキャッチコピーで
「面白いな~☆」と記憶に留めていた言葉を思い出していました・・・

  
   『エステ 一時間五千円
    高野山への癒し旅 一日四千円
    
        知性で磨け 女の魅力』  <南海電鉄>

最初の一杯

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今年も、もう11月中旬となり、残り少なくなりました。

そうなるといつもの事ながら、年末商戦が賑やかになります。
今朝もテレビでは、もう「忘年会」の話題で盛り上がっていました。

どこのお店も、いかにお客様を集客するかで、必死の価格競争のようです。
食べ物も飲み物も299円均一で、とても低価格で忘年会が出来る!!
なんていうお店もありました。

そんな中で、最後に紹介されたのが、「カクテルが半額!」というお店!!
どうしてかというと、そのカクテルを作るのは、
シェイカーを振りだしてまだ3ヶ月という新米のバーテンダー君でした!!

なので、その子の作ったカクテルは半額でサービスします!というのです(笑い)

私は、その新米バーテンダー君にエールを送ると共に、
かつての自分を重ねていました。

それは30年前の東京の珈琲屋での修行時代に遡ります。

当時、新宿に本店、下北沢に支店がありました。
私は、その両方に週の半分ずつ勤務していました。
下北沢は、比較的若い人が多く、学生街の喫茶店という雰囲気でした。

一方新宿は、年齢層も高く、常連の方の中には、
米子では出会えないような著名な方もいらっしゃり、少し緊張しました。

そんな中で、そのバーテンダー君のように、毎日珈琲を淹れる練習をします。
とにかく、練習をしなければ上手になれません。
野球選手が、毎日毎日投げたり、バットを振ったりするのと同じで、
「理屈」では学べませんから、とにかく毎日珈琲を淹れることが重要です。

けれど、スポーツの練習と違い、私たちのように
食べ物や飲み物を作る練習には、必ず作品が残ります。
たとえ美味しくなくとも、材料は無駄には出来ません。
私の修行した珈琲屋さんでは、自分で飲むか、
あるいはスタッフに飲んで戴くか、でした。
先輩に飲んで戴いた時は、その批評も戴けました。

本当に初めのうちは、ただ珈琲色をしたお湯・・・でした(笑い)

マスターや諸先輩方の淹れる珈琲が美味しそうに膨らむのを
気が遠くなるような思いで、羨ましく眺めたものでした。

そんなある日、新宿店で、ご常連のひとりの紳士が私に、
「僕の珈琲、淹れて下さい~」と笑顔で仰るのです。

まだ珈琲屋に入ってひと月くらいの頃だったと思います。

もちろん私は慌てて、とんでもないとご辞退しました。
けれどその老紳士は引きません。そして、
「どんどん淹れないと上手になりませんよ」と優しく、
尻込みする私の背中を押して下さいました。

困った私は、不安な面持ちで隣のマスターの顔を見上げ
助けを求めようとしましたが、そのマスターも
「せっかく、そう言って下さってるんだから、
お言葉に甘えて、飲んで戴きなさい」と促され、
緊張しまくりで、一杯の「珈琲のようなもの」を淹れさせて戴きました。

そんな、遠い記憶が、先日ふと蘇えっていました。

それが、私の拙い珈琲を初めてお金を払って飲んで下さった
記念すべき第一号の方なのです。

その方の名は、神吉拓郎さん と言いました。

かつてはマスターとラグビーをともに愉しまれたお仲間で、
当時(30年前)は、NHKの脚本家でいらした・・・と記憶していたのですが、
定かではないので、このブログを書くにあたり、ネットで検索してみました。

すると、「小説家」「俳人」「随筆家」という肩書き!!
そして、1983年に「私生活」で、第90回の直木賞を
受賞していらっしゃるという方でした!!

珈琲屋吹野がオープンしたのが1981年ですから、
直木賞を受賞されたのは、私が米子へ帰ってからのことのようです。
1928年生まれ、とあるので、私の珈琲を敢えて飲んで下さったのは
神吉さんが51歳の時です。
今思えばまだお若いのに、20代の私にはとても「大人」に見えていました。

1994年にお亡くなりになったという報は、
新聞に写真入で載っていらしたので、記憶に鮮明です。

あの時、神吉さんが私の珈琲を飲んで下さるという勇気ある行動が、
どれ程私に勇気を与えて下さったことか・・・
それからも、時々いらしては、私の珈琲を飲んで下さり、
日々の成長を舌で感じ、励まして下さいました。

今改めて、こころからお礼申し上げます。
あの時の神吉さんの優しい笑顔、忘れません。

 

 

京都の数え歌♪

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人にはそれぞれに、何か「気になるけど解からないこと」
というのが、ひとつやふたつあるのではないでしょうか?!

私は、ある歌の「歌詞」の意味がわからず、ず~っと気になっていました。

さだまさしさんの歌で、「昨日 京 奈良 明日香 明後日」
という、修学旅行のことを唄ったコミカルな歌があります。

私たちの時代、修学旅行といえば、「京都」「奈良」でした(笑い)

さだまさしさん、といえば「精霊流し」のような「暗い」イメージの曲や
北海道といえば必ずBGMに用いられる「北の国から」のテーマ曲の
「♪あ~あ あああああ~あ♪」という歌詞のない曲を
思い浮かべる方が多いでしょうが、中には、とてもユーモラスな曲もあり、
「時代はずれ」と共に「昨日 京 奈良 明日香 明後日」は
私の中ではその最たる物なのです(笑い)

その曲の歌詞の中に、

   ♪あねさん ろっかく たこにしき~♪

というフレーズがあります。
が、しかし、何の事か解かりません!!
前後の歌詞からも、何の脈絡もありません。
ただデタラメに言葉を並べただけかもしれない・・・とも思われました。

ところが、このところ時々来てくれるようになったO君が、
先日見せてくれた本に、

♪♪ まる(丸)たけ(竹)えびす(夷)に(二)おし(押)おいけ(御池)
   あね(姉) さん(三) ろっかく(六角) たこ(蛸)にしき(錦)
   し(四)あや(綾)ぶっ(仏)たか(高)まつ(松)まん(万)ごじょう(五条)
   せった(雪駄)ちゃらちゃら うおのたな(魚の棚)
   ろくじょう(六条)さんてつ(三哲) とおりすぎ
   しちじょう(七条)こえれば はちくじょう(八九条)
   じゅうじょう(十条) とうじ(東寺)でとどめさす ~ ♪♪


『これは京都の人なら誰もが知るという
 通りを覚えるための数え歌。
 この歌を覚えておけば
 碁盤の目のような京都の町を把握できる
 という優れもの!!』

と紹介してあったのです!!

その「数え歌」の中に、「あねさん ろっかく たこにしき~♪」がありました!!


私の長い間の疑問(謎)が解けました~☆
 
京都御苑から南に下ルと
 
 丸太町通 
 竹屋町通 
 夷川通
 二条通
 押小路通
 御池通
 姉小路通
 三条通
 六角通
 蛸薬師通
 錦小路通
 四条通
 綾小路通
 仏光寺通
 高辻通
 松原通
 万寿寺通
 五条通

と並んでいるのです☆

お借りした本は、京都ふせん本シリーズ 
京のカフェ、ホントのイイとこ厳選しました
「京都で珈琲」
  
という京都の素敵な珈琲屋さん(カフェ)が紹介された本でした☆

もう一冊は、これも京都の穴場を紹介した
伊藤まさこ著  「京都てくてく はんなり散歩」
でした。

そのどちらにも、この「数え歌」は載っており、
本当に今まで知らなかった事がお恥ずかしい次第です(笑い)

O君はきっと、京都が大好きなんでしょうね~☆
今度いらした時は、京都のお話、訊きたいですね~(笑い)

そして、今度私が京都へ行く時は、この中の何店かへ是非立ち寄りたいと思いました☆

O君、素晴らしい資料提供、ありがとう♪☆

一枚の枯葉

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急に気温が下がり、慌てて暖房器具を引っ張り出した二日間の後、
今度は急に暖かくなり、9月の上旬の陽気となり、
まったくこの頃の気候の変動には振り回されます。

そんな日曜日、時々いらして下さる御婦人が、
丁度昼時におみえになり、いつものように
「シナモントースト」と「珈琲」のご注文を戴きました。

出来上がるまでの間、バッグから取り出された本を読んでいらっしゃいました。

焼き上がったアツアツのトーストと珈琲をお持ちすると、
テーブルの片隅に、綺麗に紅葉した木の葉が置かれていました。
私はそれが「栞」として使われているのではないかと察知しました!!

なので、「それは本物の木の葉ですよね~☆
とても綺麗なグラデーションに紅葉していますね~☆
それを『栞』にされるなんて、素敵~☆☆」と
とても素晴らしい発想に、思わず声を掛けてしまいました。

するとそのご婦人も、「そうなんです!」と宝物を自慢するように得意げに微笑むと
「先日散歩していましたら、この葉が落ちていたんです~♪
あんまり綺麗なので、思わず拾って持ち帰ったんですよ~(笑い)」と
散歩途中の思わぬ収穫を喜んでいらっしゃいました。

道端の初秋の落し物・・・

だれも気に止めることが無ければ、そのまま秋風と共に
何処かへ運ばれ朽ちるところだった「一枚の枯葉」が、
大切な本の一頁に挟まれ、その人の心を和ませている・・・

・・・・・・いいな~・・・・・・☆♪☆

私も素敵な落葉を探しに行きたくなりました!☆

「銀色の雨」

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いつもはご主人といっしょにおみえになる御婦人が、
その日は珍しく、ひとりでお出でになりカウンター席へお掛けになりました。

「今日はひとりなんですよ~」優しい笑顔で仰り、
珈琲を飲みながら、雑誌「サライ」の京都の紅葉の写真をご覧になっていました。
暫くして雑誌を見終えたご婦人は、
「今日は絶対吹野さんにひとりで行って、ゆっくり珈琲を戴こうと思ったの(笑顔)」
と仰いました。
「このところずっと忙しくって、何だか凄く疲れたな~って今朝思ったの!
だから今日は絶対ひとりで静かにゆっくり吹野さんの珈琲が飲みたいって思ったの!!」と

そんなふうに吹野を「安らぐ処」と、こころに留めて戴いている、ということが、
とても嬉しかったです。
と同時に、その期待を裏切らないようにしなければと気を引き締めました。

そして、雑誌を閉じると、唐突に「映画、観ましたか~?!」と穏やかに仰いました。
一瞬「何の映画ですか~?!」と訊きそうになりました!!
が、すぐ「あれ!!」だな~☆と気付き、
「ああ~『銀の雨』ですね~☆・・・まだ観てないんですよ~(笑い)」と応えました。

浅田次郎さんの原作の映画化で、米子で撮影が行われ、
全国に先駆けて今米子で上映が始まった中村獅童さん主演の映画です。
やはり、自分たちの住んでいる町並みがスクリーンに映し出されるとなったら、
みなさん愉しみに観に行かれるのではないでしょうか?!

米子駅前で、お店を営んでいらっしゃるご婦人のことです、もしや?!と思い、
「映画の撮影風景など、ご覧になったんじゃないですか~?!」と訪ねてみると、
やはり! 米子駅に到着した中村獅童さんが駅構内から出てくるシーンを
ご覧になったそうでした。
お天気の日に「雨のシーン」だったらしく、
スタッフの方々がホースで雨を降らせていらっしゃったそうで、
「映画の撮影も、裏方さん達は大変ね~(笑い)」と
感心していらっしゃいました。
そんな舞台裏が見れるのも、地元の人の愉しみのひとつかもしれませんね~♪♪

これから暫くは「映画観ましたか~?!」は「銀色の雨」と思いましょう(笑い)

 

 

温かいスープ☆

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昨日は急に気温が下がり、大山も雪化粧しました。
北海道も昨年より3日早い積雪との報道がありました。

寒くなると温かい食べ物が欲しくなりますね~☆

と言う訳で、吹野の「セット」が冬バージョンになりました☆☆

夏の間は「トマトのサラダ」がシンプルなのに
ドレッシングが美味しいと好評を戴いた「本日のセット」でした。

あまりに好評で、これを凌ぐメニューを考えるのに頭を悩ませましたが、
やっと、これぞという一品を完成しました。

野菜たっぷりの「ミネストローネ」です!!
料理研究家の辰巳芳子さんの「命のスープ」を参考に試行錯誤して
温かく、ヘルシーなスープに仕上げました☆
辰巳先生のように、「出汁を引く」ところまでは徹底できませんが、
地元の野菜を使った「地産地消」で、
こころもからだも温まって戴きたいと、丁寧に蒸し煮しています。

昨日も、寒さに冷えた身体に温かいミネストローネは、
みなさんに喜んで戴きました♪

「軽い食事が出来たらいいな~」というご要望にお応えし、
6月頃から始めた「本日のセット」
11月からは、温かいスープとメニューの中からお好きなトーストを選んで戴き、
珈琲と自家製カスピ海ヨーグルト付で1000円です!!

心を込めた食物繊維たっぷりのヘルシースープで
皆さんのお越しをお待ちしています♪☆

今朝は、お日様が顔を出しましたが、
気温はまだ低く寒い一日になりそうです。
どうぞみなさん、風邪など引かれませんように温かくしてお過ごし下さい。
きょうも一日お元気で~☆☆

懐かしき青春時代!

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いつもおひとりでお出で下さるKさんが、
お友達と一緒にいらして下さいました。
おひとりの時はいつもボックス席へお掛けになるのですが、
「今日はこっちへ座らせてもらおう~♪」とカウンターへお掛けになりました。

Kさんは、いつも面白く昔話をして下さいます。
その日もお友達とご一緒に聴かせて戴きました。
以前に聴いたことのある話でも、また笑えるから不思議です~♪

貧乏下宿時代の話は「定番」ですが、
その日はポンコツ車の話が愉しかったですね~♪

それはそれは古い車で、整備のしようもない廃車同然の車を
いつも恐る恐る走らせていて、坂道になると、運転手以外は降りて押すのは当然のことで、
時には、坂道でもない平坦な道でも、急に動かなくなる時があったそうです。

その日もいつものように仲間数人でドライブしていると、急に止まってしまい、
電話で修理してくれる人を呼び、みてもらったそうです。
ボンネットを開け、応急処置をしてくれたあと、その人が、
「とりあえず走るようにしておきましたが、絶対途中で止まらないで、
ノンストップで帰って下さいね。もし途中で止まると、
それきり動かなくなりますからね!」と言われたのだそうです!!(笑い)

もちろん、その後は、信号でも止まりません。
交差点でも止まりません。
ただひたすら走り続け、同乗者がそれぞれ降りたい場所に近づいたら、
スピードを緩めるから、飛び降りろ!!ということになったのだそうです(笑い)

40年以上も前の話です。
今では考えられない話ですが、当時はそういう事ができた、
古き良き時代だったのです。
聴きながら「危険!!」などと思うより先に、
そのKさん達が飛び降り、転がる姿を想像して、笑ってしまうのです♪
なんだか、とっても愉しそうじゃありませんか~☆

お給料は、出たその日に全部夜の街で使ってしまう、
そんな無茶が出来た若い頃があったから、
定年退職後の今、こんないい笑顔で、お友達と珈琲を飲みながら
「懐かしい青春時代」を語れるのではないでしょうか☆

これからも時々、そんな「無茶したあの頃」の話を聴かせて戴きたいですね♪

Kさん、これからも益々お元気で、人生を謳歌して下さいね♪☆

2010年8月

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