必要な光。 不必要な光。
太陽から沢山の光が送られてきますが、人の目で感じることのできる光は可視光線だけです。
(波長は380~780nm)
紫外線の有害性が広く知られ、赤外線の有害性についても研究が進められています。
下の図は、紫外線・可視光線・赤外線を波長で表したものです。
紫外線より短波長になるとエックス線、ガンマー線になり、赤外線より長波長が電波域になります。
比視感度曲線
可視光線の範囲でも、人の眼は明るさの感じ方が違います。
下の表は、健常者の平均的な光に対する明るさの感度を表しています。
明るい所では555nm付近の光を最も強く感じ、暗いところでは507nm付近の光を最も強く感じます。
読書には、白い紙が白く見えるバランスのとれた照明器具を選びましょう。
波長の短い光は(青色) 乱反射しやすく、読書の邪魔になります。
波長の短い光線を低減させるカラーレンズは、文字のコントラストを高め読みやすくします。
年齢と明るさ感
20歳の青年が100Wの電灯で見ると同等の見え方を求めようとするには40歳で140W。
60歳で200W。 80歳では350Wの光量が必要です。
年齢とともに、水晶体や硝子体の透明度の低下が原因と考えられています。
照明器具の角度と古くなった電球を取り替えましょう。
年齢と共にデジタル映像からアナログ映像に
年齢とともに目のフイルムの働きをする網膜の粒子が荒くなるため、
ハイビジョンテレビのように鮮明に見えていた景色もアナログテレビ見る景色に変化してきます。
下の表は、健常者の年齢による平均的な視力です。
年齢と共に明るさ感だけでなく視力も弱くなります。
品質の良いレンズを使用することが大切になります。