現在メガネ装用者40歳以上の約30%が遠近両用メガネを使用していとると言われています。
生活環境の変化を考えれば遠近両用メガネの必要性はさらに高まると思います。
そこで、使いやすい遠近両用メガネをつくるためにはフレームの選定も重要な要素になります。
遠近両用レンズ用のフレームサイズは、写真で示したように最低でも30mm~35mmの長さのものを選ぶのが良いと思います。
長さに幅があるのは、年齢と視生活によって変わるからです。
美容と実用の兼ね合いで意見は賛否両論ですが、
手元を見ることの少ない人は30mm位でも良いでしょう。でもそうでない人は最低35mmは確保した方が無難です。
縦幅の狭いフレームが流行で、それらに対応した遠近両用レンズも発売されています。
それらにはレンズ縦幅25mmまで可能な設計のレンズもありますが、遠近両用の初心者(上部の度数と下部の度数差の少ない人)に限って使用するべきだと思います。
幅の狭いレンズの中に遠が見える度数・中間が見える度数・近くが見える度数を共存させるのは窮屈で使いにくいのです。