昨年の6月、「紫陽花寄席」と題して
珈琲屋吹野で寄席を催すことになった。
その企画をして下さり、桂まめださん という
若手噺家さんを紹介して下さったのは
奈良県にある、飛鳥藍染織館の館長 渡辺誠弥さん。
3年前にも、鈴木昭男さんというアーティストを
ご紹介下さり、吹野で演奏をして戴きました。
いつも唐突に電話があり、
あれよ あれよという間に
渡辺氏が敷いたレールの上を
なんだか必死に走ってる・・・という感がありますが、
そのお蔭で、本当に思いがけない
愉しい経験をさせて戴いています。
その渡辺氏と先日電話にて・・・
私「ねえ、渡辺さん アラフォー って知ってますか?!」
渡辺「ああ~聞いたことあるな~・・・何のことだい?!」
私「去年の流行語大賞にもなったんだけど、
40歳前後の人のことをアラウンド フォーティ
略してアラフォーっていうんだけどね」
渡辺「なるほど~(笑い)」
私「でね~50歳前後のことは、アラフィーって言うんだって!」
渡辺「ふ~ん」
私「じゃあ60歳前後は なんて言うか?!
ア ラ カ ン って言うんだって!!(笑い)」
渡辺「・・・還暦か~!(笑い)」
私「そうそう(笑い)」
流石!!渡辺氏、解かりが早い!!
この、アラカンには、私たち古い世代には懐かしい響きがある。
その昔、嵐寛十郎という超有名な役者さんがいて
その人の名を略してア ラ カ ン と言ったので、
それを知っている世代だから笑える話(オチ)でした!
ここで私の「面白い話」は終わり!!だったのです。
が・・・一筋縄ではいかない渡辺氏!!
「じゃあ70歳前後は?!」と問うて来た!!
「ええ~○×?△#□%▼♪◎」と
思わぬ問いかけに戸惑う私に
「アラ~エッサッサ~ か?!」と
受話器の向こうで笑う渡辺氏!!
この発想には脱帽です!!
更に「アラ マア~ってのはどうだ?!」には、
私も吹き出してしまいました!!
この素晴らしい提案を無にしたくないので、
私たちは、こう定めました。
70歳前後を「アラ マア~」に!
80歳前後を「アラ エッサッサ~」に!
渡辺氏は、いつもこんな風に
「生きている」ことを愉しんでいらっしゃいます。
いや、愉しもうとしていらっしゃる
と言った方がいいかもしれません。
渡辺氏に感化され、私もそんな風に生きています。
この続きは、みなさんで考えてみて下さい!!
愉しいネーミングしてみて下さい!!