昨日は、秋晴れの大山をドライヴして来ました。
山はもう、ほんの少しですが色づき始めていました。
気温も少し低く、上着を用意して行って正解でした(笑い)
秋桜街道を走り抜け、坂道を走りながら思い出していたのは、
前日いらしたお客様の事でした・・・
のんびり過ごしていた午後、一人で入って来られたご婦人は、
入り口に並べて掛けてある洋服に手を伸ばされました。
数年前から、お客様からお預かりした「古着」のフリーマーケットをしています。
その洋服の中の一つを手に取り「これいいですねえ~♪」と・・・
「よろしければ、試着してみて下さい~♪」というと、早速袖を通され、ピッタリでした~♪
すると、ご婦人笑いながら「実は私、自分で洋服買ったことがないんです~」と仰る。
「いつも、姉と妹が、自分達が着なくなった物を送ってくれるんです♪
それで充分間に合ってるもので、自分で買う必要がないんです。
そのうち、自分で買おうと思っても、どんなものを選んでいいか分らなくなってしまって~(笑い)
でも、入って来た瞬間、この服が目に入ったんです!!」
と、屈託のない笑顔で仰いました。
「これ、戴きます!!」と言いながらカウンターに席を取り、珈琲のご注文を頂戴しました。
そして、いろいろお話をしているうちに、ご両親の話になり、
お父様が亡くなられた時、それほど父親っ子ではなかったのに、とても深い悲しみを味わい、
一年くらいは力が出なくて、何にも出来ませんでした。そして、亡くなった後、毎月のように、
「去年の今頃はこうだった」「去年の今頃はああだった」と
ずっとお父様の一挙手一投足が想い出されてならなかったと・・・
そこで、それまでずっと聞き役となっていた私もつい口を挟んでしまいました。
「実は私も父を亡くしたんですが、今仰ったことと全く同じで、一周忌の法要でも
ぼろぼろ泣いたくらい、一年間は想い出の中で、溺れてしまいそうでした。
そして、私も、いつも姉から洋服を貰って着ているんですよ~♪
何だか、あまりに良く似ているので驚いてしまいました!!(笑い)」と・・・
そんなふうに話していると、今度はカウンターの上の絵や写真を見つけられ、
その中の猫の写真に目を止められ、「去年、岩合光昭さんの写真展を見に行ったんですけど、
凄く良かったんです~☆」と仰り、またびっくり!!
その猫の写真は、その岩合さんの写真なのです!!
私も昨年倉吉に、岩合光昭氏の「ふりむけば猫」展を観に行き、感激した一人だったからです!!
またまた共通の話題が出来てしまいました。
こんなことも珍しいです☆
これもまた、見えない糸が手繰り寄せたご縁なのでしょうか~☆
お洋服を安く買えたお礼にと、岡山の西口屋本店謹製「落合羊羹」戴きました~♪☆~
岩合さんも倉吉と良いご縁が出来たのか今年は「パンダ」展です。
みなさんも是非お出かけになってみて下さい。