「階」~きざはし~

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目が覚めると、いつも反射的に時計を見ます。
デジタル時計は4時36分と表示していました。
そこから視線は自然に空に向かいました。
すると、丁度その視線の先に輝く星がありました。
その周りにもふたつ星が見えるのですが、
そのひとつだけがひと際輝いていました。
私はその美しく輝く星に引き寄せられて行きました。
横になったまま、じっとその星を見つめていると、
先日読んだ本の物語が甦って来ました。

 

『昔から伝えられている言葉の中に、こんな表現があります。
 「・・・の星のもとに生まれて・・・」
 星という文字は、生まれた日と書きます。
 そしてもうひとつ、日が生まれてと読みます。
 
 ひ・ふ・み・よ・いつ・む・なな・や・ここ・と・
 日本に昔から伝わる数え方の中で最初の始まりは「ヒ」です。
 そして十は「ト」と表現します。
 ヒから始まりトに至る。
 これがヒトを表しています。
 
 ヒトという漢字「人」の意味は、カタカナで考えれば
 見えてくるものがあります。
 ヒとは「日」のこと。
 それが生まれることを「星」が示しています。
 
 我々が夜空を見上げてそして見つめている「星」とは、
 科学が教えているようなものではないかもしれません。

 干支は ネ ウシ トラ ウ タツ ミ ウマ ヒツジ 
 サル トリ イヌ イ
 ネは北 ウは東 ウマは南 トリは西 を表しています。
 
 太陽が東にある。
 それを「日」と「卯」を組み合わせて文字にしました。 
 それが「昴」スバル なのです。

 古代から人々は種を蒔く時、旅をする時、
 いつもひとつの星を目印にしていました。
 その星が「昴」なのです。

 昴を道標として我々はたくさんのものを産み出し、
 創り続けて来ました。
 そしていつしか、それらにとらわれ始め、
 目に見えるものがすべてだと思い込んでしまった。

 我々の目がとらえるものは全体のわずか4%にすぎません。
 耳がとらえる音は全体のわずか3%です。

 我々は実は、ほとんど見えず、ほとんど聞こえていない
 狭い世界をすべてだと思い込み生きてきたのです。

 そんな我々が今学ぶことは、目に見えないものの大切さです。
 「やさしさ」「思いやり」「愛」・・・    』


これは谷村新司さんの「階」(きざはし)という本の一説です。
少し前にご紹介した「昴」という本に続く第二弾として出版されたものです。

日本語(ことば)には、それぞれに深い意味がある、と書かれています。
そして日本語は、漢字、ひらがな、カタカナと三種類もの文字がつかわれています。
ひとつのことばに、三種類もの文字が使用される国などどこにもありません。
その「漢字」にもまた、それぞれに意味があるのです。
そして、ことばは「言霊」といわれるくらい、ひとつひとつに
大切な意味が込められています。

何気ない言葉が時に人を傷つけたりもします。
会話とは、お互いを理解するための貴重な手段だと思います。
日々お客様と会話をするので、気をつけなければと改めて思っています。
自分の本当の心を、美しい日本のことばに託したいものです(^^)v

デリヘル立川さん、コメントありがとう~☆
そして、米子三中さん、我が家の金木犀も良い香りで秋の訪れを告げています。

今朝は秋晴れです~☆

連休最終日、愉しくお過ごし下さいね~(^^)/