予定よりも随分早い速度で救出が進み、
先程チリの33名が全員無事救出されました(^^)v
カプセルが上がって来るその穴を中心に多くの人々が集まり、
最後の一人、現場監督のルイス ウルスアさん(54才)
の姿が現れると、大きな歓声と喜びの笑顔が溢れました。
8月5日に、事故発生。そして22日に33人の生存が確認され、
そして、漸く救出に至るという、長い長い70日間でした。
その間、無事を祈る家族の心中もいかばかりかと思いますが、
暗く狭い地下で、生き抜いた33名の方たちの心境を思うと、
みなさんが、とても元気にカプセルから出て来られる姿に
屈強な男達のイキザマを見た気がしました。
きっとこの33名の方たちは身を持って「命の尊さ」を
この地下生活の中でじっくりと感じられた事と思います。
救出が思った以上にスムーズだったのも、彼らのチームワーク
の良さ、手際の良さだったのではないでしょうか~?!
生存が確認され、最初の食料が、入り口が狭いので数人分だけ
送られた時、「全員の分が届くまで待とう。みんな揃って食べよう」
という監督の意見に従い、みんなで待ち、一緒に食べたのだそうです。
何度かふたつのグループに分かれ、言い争いになった事もあったそうです。
それでも、統率力のある監督のもと、みんなが一致団結して
「生還する」というひとつの目的のために
心を一つにして、頑張って生き抜いて来られたのです。
こころからの拍手を贈りたいと思います。
もうすでに映画化の話もあります。
それぞれの体験記を、という執筆の依頼も多くあるそうです。
これからの人生に影響があることは、避けられないかもしれませんが、
そっとしておいてあげて欲しいです。
早く、普通の生活に戻してあげたいと思います。
二ヶ月ぶりに見上げる久し振りの空は、33人の目に
どんな風に見えたでしょうか・・・
日本は「ゆきあいの空」です・・・
夏の雲 と 秋の雲
このふたつが両方見られる空のことを、そう呼ぶのだそうです。
「ゆきあいの空」・・・素敵なことばです・・・
チリの上空には、どんな雲が浮かんでいるのでしょうか~