「家族の物語」

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早いものです!!
もう7月になりました。
今年も後半に突入してしまったということです!!
時の流れがあまりに早すぎると感じているのは私だけでしょうか?!
意味もなく、焦っています(笑)


『手から、手へ』をブログで紹介したのが先月18日でした。
なんとその2日後、早速それを見たいとおいで下さった方がいらっしゃいました!!

他県からの初めてのお客様でした。
ショートカットがとてもキュートな素敵な女性でした。

いきなり「ブログを見たんですが、植田正治さんの本を見せて戴けますか?!」と

私の方があまりの反応の早さに度肝を抜かれてしまいました。

本を手渡すと彼女は奥のボックス席に座りました。
そして直ぐに「表紙を見ただけで涙が出そうです!!」と
こみ上げてくるものを抑えきれず、瞳を潤ませながら云いました。

その気持ちが解り過ぎるくらい解った私は思わず
「どうぞハンカチを用意して、ゆっくりご覧になって下さい」と云い残し
カウンターの中に戻り、仕事を続けていました。

すると彼女の啜り上げる音が聞こえてきました。
それは、ずっとずっと続きました。

暫くして、珈琲を飲み終えた彼女が本を持ってやって来た時、
彼女の瞳と鼻は真っ赤になっていました・・・

「どうもありがとうございました」と本を差し出す彼女に
「ごめんね、沢山泣かせてしまったみたいですね・・・」と詫びると
「いえ、沢山泣いて、スッキリしました」と彼女

きっと彼女には彼女の「家族の物語」があったのだと思います。
その、色んな想いが溢れ涙となって流れ出したのだと思いました。

県外にお住まいの方で、お子さんが医大に入院なさっている・・・
そんな話をされました。

何か難しいご病気ですか?!と尋ねたら「いえ、大丈夫です」と仰ったので
少しほっとしました。


先日山本純司氏からもお電話を戴き、
ブログを読んで下さったことを知り驚きました!!

そして11日金曜日の19時から「本の学校」で講演をなさると
お知らせを戴きました。

元 集英社の編集者 山本純司さんが
 写真家 植田正治を語る
   -懐かしいのに 新しい 植田芸術の「ほんとう」に迫るー
    
古事記に纏わる国譲りのお話などもなさるそうです。


私も拝聴しようと思っています。
興味のある方は是非お出かけ下さいませ!!