珈琲屋吹野はこの夏で34歳になります。
34年前、吹野の設計をしてくださった方から「この内装は百年大丈夫です」
と自信満々に言われた言葉がずっと心に残っていました。
だから店は大丈夫!!
問題は私の体力!!と、このところ自分の体力があとどれ位続くか・・・
いつまでこの店を続けられるだろうか・・・ということに思いを馳せるになっていました。
あと10年はがんばれるだろうけど、それ以上はどうだろうか?!・・・と
などと思い悩んでいたら、それどころではない事態が起こっていました。
百年大丈夫と言われたのはあくまで内装の事、外装はそうでは無いという事に
直面する事となり、愕然としたのです!!
内装は34年でも、外側はすでにおそらく80年位は経過しているのです。
風雨に晒された外装は、気付いた時にはボロボロになっていました。
けれど今更修復する資金もなく、体力の限界の前に建物の限界で
閉店することになることも止む無し・・・と思い始めていた時、
そんな私のつぶやきを聞いて動き出した人がいました。
吹野をとても大切に思ってくれているHさんが突然
知り合いの工務店さんを伴いやって来たのです。
Hさんは言いました「この店が無くなったら私困るから絶対続けて!!」と
そうして私が希望する予算内で修復してくれるよう交渉してくれました。
それはとても無理な予算です。
でも、その工務店さんは引き受けて下さり、工事が始まりました。
というわけで、23日(火)から26日(金)まで
珈琲屋吹野は修復工事のためお休みさせて戴いています。
皆さんにご好評いただき、わざわざ写真を撮りに来られる方もある裏窓でしたが、
修復の為少し姿を変えます。
今までのように緑が覆うことは避けなければならなくなりました。
残念ですが仕方ありません。
今までの風景を愛してくださっていた皆様にはお詫び申し上げます。
これで私の体力が続く限り頑張れそうです(^_^)v
この修復はHさんの協力なくしてはできなかったことです。
心から感謝しています。
ありがとう・・・ありがとう・・・ありがとう・・・
27日からの新生吹野をどうぞ宜しくお願いします<(_ _)>