一枚の葉書が届いた。
島根県大田市でカフェギャラリーを営む海くんからで、6月に閉店するという突然の知らせだった。
大田市とは近いとは言い難い距離があるのに、時々ふらっと訪ねてくれるので、こちらからも一度行ってみたい…と云いつつ行けないでいた訳で、これは大変!6月迄に是非とも行かねば[!!]と、お尻に火がついた。
すると当店の常連でもあり、向こうでも常連という共通の方が連れて行ってくださるとトントン拍子に話が進み、先日出掛けた。
そこは古い木造の元診療所だった建物で独特な雰囲気の中にあった。
私が入っていくと少し驚いた顔をしたものの、いつもの物静かな表情は変わらない(笑)
10年という目標で始めてその間色々学んだので、また新たな挑戦を試みようとしているという。
若いから可能性は山ほどある。羨ましい限りである。
軽いランチを戴き空腹を満たしたら、更にもう一軒行かねばならぬ処へと急いだ。
お寺の住職さんがその敷地内にカフェを開いているとう。その住職が何度か吹野へ来てくださっているらしいのだが、私にはどんな方なのかさっぱり解らない。
なのにその住職は吹野を聖地と崇め多くのお客様に紹介してくださっている。海くんもその一人らしい(笑)
一度お礼に伺わねばと、ずっと思っていたのがやっと叶った。
予期せぬ到来に本当に驚き、喜んでくださり、珈琲屋吹野の佇まいがとても良いと褒めちぎられ、恥ずかしくなるほどでした(笑)
この住職シンガーソングライターでもある!
ちょっと面白い人材である[!!]
雨の中、山々に咲き始めた桜を車窓から眺めながら、慌ただしかったけれど素敵な出会いの一日だった。
住職、これからも頑張りましょう!
そして海くん、新たな人生を一杯楽しんでください!