真打

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2008年から3年間、紫陽花の咲くこの季節に
珈琲屋吹野に俄高座をこしらえ「紫陽花寄席」と銘打ち
落語会を開催させて戴いていた事を覚えて
いらっしゃる方もあるかと思います。

その落語会で高座に上がって戴いていた春雨や落雷師匠が
明日6月16日松江テルサにて
真打昇進公演を開催される事になりました。

年を追うごとにその上達振りは素晴らしく
真打となられるのもそう遠くはないと確信しておりました。

今年の賀状に「真打昇進」の文字を見つけた時は
やった~!!と思わずガッツポーズをしてしまった私です。

真打昇進披露公演には、師匠である春雨や雷蔵師をはじめ
一門勢揃いでお出でになり賑やかなお披露目になりそうです。

チケットも完売で立ち見も出そうな勢いとか?!
もう俄高座でお願いできる方ではなくなってしまいました。
真打になられる前にご出演願えたことがとても幸運でした。

着物がとてもよくお似合いで、ずっと前から落語家さん!!
のようにしか見えないのですが、実は少し前までお医者様!!

今は上京して高座に上がられることもあり、
全国各地にも招かれるほどのお忙しい日々の中、
お医者様の経験も生かし、落語と健康についてのお話を
組み合わせた「お達者落語会」もなさっています。

いつかその「お達者落語会」を・・・と思いつつ・・・
お忙しくなられたことですから、お願いできるかどうか
わかりませんが、企画できればいいな~なんて思っています。

兎に角、真打昇進、心よりお祝い申し上げます。
「紫陽花寄席」にお出で戴いた皆様もきっと共に
喜んで下さると思いましたので、既に新聞やテレビ等で
ご存知の方もいらっしゃるかと思いましたが、
敢えてここにご報告させて戴きました。

 

光流

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老舗電話屋さん、コメントありがとう~♪~☆
いつも吹野の蔦を気にかけて下さってありがとう。
これまで何度も脚立と鋏持参で、のびた蔦の手入れを
して下さって、吹野を陰で支えて下さっているYさんです。

一年以上手入れをしていない蔦が、屋根看板の文字の
珈琲の部分をすっかり覆い隠し今は「屋 吹野」
となってしまっています!!
それを気にかけて下さっているのですよね
どうもありがとうございます~♪~☆
また、宜しくお願い致します~(^^)/

そして「バーバ」さん、コメントありがとうございます☆
こうしてブログに書き込んでくださること、とても嬉しく
これを切っ掛けにまた吹野へ足を運んでくださるように
なって下さると、とても嬉しいです(^^)
ご来店の暁には是非お声掛け下さいませ!!

そして昨日、島根短大の教授より郵便が届きました。
先日の取材時に撮って戴いた写真でした。
そこに添えられた教授のお便りには涙してしまいました。
とても温かく教授のお心が胸に沁みるお便りだったからです。
冊子が出来上がるのを愉しみに待っています。
ありがとうございました。

取材担当して下さった吉田さんも、このブログを開いて
読んで下さったそうですね。ありがとう~☆♪☆
「想い」をひとに伝えるのは、なかなか難しい事です。
それを文章に纏める事もまた大変難しい作業です。
でもそれで、文章を作ることの面白さ、愉しさを
苦しい中から見つけ出して下さると嬉しいですね~☆
私もそうですから・・・

更新が間遠くなりお叱りを受ける事も多く反省しています。
が、このようにコメントを戴くと頑張ろう!!という気に
なるというものですね(^^)v

こうした皆さんとの交流を「光流」と題させて戴きました。

これからも私の拙い文章ではありますが、
「珈琲屋吹野物語」にお付き合い宜しくお願いします!!

 

 


 

キャンパス取材

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先日、島根大学短期大学部 総合文化科の
教授と女子学生さんの取材を受けしました(^^)

授業の一環として学生さんが島根県及び鳥取県の取材をし、
冊子を作っていらっしゃるとの事で、今回「吹野」を
取り上げて下さることになり、28日においで戴きました。

今までにも取材は沢山お受けしてきました。
雑誌、新聞、テレビと、それ専門のいわばプロの方でした。
が、今回初めて経験の無い素人さんの取材でした(^^)

一応質問項目など事前にメモして来ているのですが、
なにせ初の取材なもので、横から教授の助け舟なくしては
進行しない、かわいい取材となりました。
いや~ぁ 初々しくてそれはそれなりに愉しかったですね♪

珈琲屋を始める切っ掛けや、珈琲に対する想い・・・
今までで印象に残ったお客様や出来事・・・
30年続けていて良かったな~と思った事は?!
など、学生さんらしい質問もあり、最後に
いつもたいせつにしている想いをひと言であらわすと・・・
という問いが飛び出し、それは一瞬私を「う~ん」と
言葉に詰らせる質問になりました。

私は少し照れながらこう言いました。
「愛」かな・・・と・・・

「愛」は普段よくつかわれる言葉ではありますが、実は
その言葉には広く深く大きな意味合いがあると思っています。
家族や恋人や友人に捧げる愛はもちろん、
花や緑や豊かな自然を愛する心もあり、
身の回りの動物に注ぐ愛もあり、
大切にしている宝物への愛もあるでしょう。

私には珈琲に注ぐ「愛」があり、また、
珈琲屋吹野に対する愛情があり、その吹野を愛して下さる
お客様に感謝する「愛」があります。

みなさんの心の中にもそれぞれの「愛」が
きっとあるはずですよね~☆☆

そんな愛をたいせつにしてこれからも生きて行きたいです。

取材を終え、最後に外で珈琲屋吹野をバックに
女子学生さんの引き立て役も兼ねて(?)並び
教授が撮って下さる写真に加わらせて戴き、お見送りをして
ほぼ3時間の取材無事終了となりました。

お帰りになった後、ひとりしみじみ感じる想いが湧き、
それをお伝えしなかった事が心残りとなりました・・・
それは・・・こんな想い・・・でした。

『私はここ珈琲屋吹野で、お金では購うことのできない
 たくさんの素晴らしい愛を戴いているような気がします』


 

太陽のリング

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みなさん、21日「光のリング」ご覧になりましたか?!

私はもちろん!!ひと月も前から準備していた遮光板で、
首が痛くなるくらい空を見上げていました(^^)v

朝からテレビもその話題ばかりで大変盛り上がっていましたが、
これは意外に温度差があり、お客様の中には全く興味が無く、
日本国中が大騒ぎをしているのを不思議に感じている方もあり、
そういう人にはこの話題に触れないようにしました(^^)

残念ながらこの米子ではまん丸のリングにはなりませんでした。
が、少し欠けていてもそれはそれなりに感動でした。
「影」としての存在を意識してしまいがちですが、
私はそこに「月」が存在しているということ・・・
そして太陽の方がずっとずっと大きいのにほぼ重なる・・・
太陽と月には、こちらからは見えない距離が存在している
ということに改めて宇宙の広さを感じてしまいました。

その夜、この日食で太陽の大きさを計測しようとしていた人達
がいたことを知りました!!
日食のリングが丸く見える場所と欠ける場所の「限界線」
を突き止めることで太陽の現在の大きさを計測するというのです。
今、太陽の大きさは半径69万6000㌔といわれていますが、
これは120年前に計測されたもので、それ以降少しずつ
小さくなっているといわれています。
月の大きさはわかっているので、それを基準に今現在の大きさを
計測しようということなのだそうです。
数100㌔の誤差があると予測されていますが さて?!
どんな計測結果がでるのでしょうか~♪

折角購入した遮光板、一度きりでは勿体無い!!
でもまだ棄てないで下さいね~☆
6月6日には金星が太陽を横切るという天体ショーがあります。
是非これも遮光板を使ってご覧になって下さいね~☆

他にも調べてみると沢山の天体観測が出来る日があります。
29日には半月と火星が並び6月4日夕方には部分月食が、
17日には月が木星の右上に、18日には金星にすぐ上に、
また8月14日には金星が月の裏に消える!!とか~(^^)

昨夜(23日)も金星と半月が並んでいるのを見ました(^^)v
とってもステキな光景でした~☆

ステキ・・・といえば昨夜録画していた映画を観たのですが
ちょっとイイお話でした。
『阪急電車~片道15分の奇跡~』です
たまたま乗り合わせた電車の中の人々のそれぞれの人生に、
たまたま乗り合わせた人々がごく自然にそして優しく関わって
ステキな物語が紡がれて行きました(^^)

今日もどこかでステキな出来事が起こるといいですね(^^)v

「訪辺歩来」

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鳥取県の霊峰大山の麓、佐摩に「訪辺歩来」はある。
「とうへんぼく」と読むそこは、「そば」という矢印を
辿っていく先にひっそりと佇んでいる。
"辺りを歩き、訪れ来る"そんな意味で名付けられた店名。

そこを初めて訪れたのは昨年の12月だったと思います。
お客様のKさんに連れて行って戴いたのですが、
最初は誰かに連れて行って貰わないと見つけられないような
そんな場所にあります。

店主が7年かけてひとりで建てたログハウスでは
店主自らが打つ一日二十食限定の蕎麦が振舞われます。
その他すべての食材が「天然」のもの・・・
秋には大山へ自ら分け入り採取したきのこの蕎麦
ログハウスの周りの畑には野菜が植えられており
元気に鳴く放し飼いの鳥骨鶏の卵は茶碗蒸となり、
ヤギの「コユキ」のミルクは濃厚なチーズケーキになり、
甲川や勝田川で自ら釣って来た山女は頭から尻尾まで
まるごと食べられるくらい柔らかく煮て供される。
無農薬の青大豆で豆腐も手作り・・・
出汁も昆布と鰹節で丁寧に引かれているので綺麗な味です。

風のそよぐ音と鳥の鳴き声と店主のまな板を打つ
包丁の音だけが響く店内は自然を満喫できる。

「安全、安心な食」に拘り抜いている店主の想いが
食事の合間に熱く語られる。

昨日はそんな心豊かになれる昼食を摂りに
二度目の訪問をして来ました(^^)v

昨年末は大山の天然のなめこを使った蕎麦でしたが、
昨日はほんものの自然薯を摩り下ろした蕎麦で、
栽培された自然薯とは全然違う粘りの蕎麦に
体が元気になっていくのを実感しながら戴きました。

拘り始めたらキリがなく、とても大変です。
でもそれを敢えて続けている店主は凄い!!
私達が普段の生活の中で、添加物の入らないものだけを
口にするという事は今の時代とても困難な事になりました。
どれだけ気を付けていても知らず知らずのうちに
体内に摂りいれてしまっているというのが現実です。
「食」の大切さを改めて考えさせられる1日でした。

テーブルも勿論手作りで、その上に並ぶ盆も勿論の事、
お箸もひとつひとつ自ら作られたもの!!
「お箸も手作りなんですね~!!」と驚嘆する私に
店主は笑いながら言いました。
「家が建てられるんだから箸くらい簡単でしょう~?!」と

『お客様に本物の自然の素材を召し上がって戴くため、
 渓流釣り、山菜採りなどに出かけ、
 留守にする場合がございます。
 できれば電話にてご予約頂けますと幸いです。』
パンフレットには、こんなことが記されているお店です。
興味がおありになる方は是非一度訪ねてみて下さい(^^)

帰宅すると「雹」が降りました!!
外に出て手に取ってみると直径1センチ位はありました!!
これも自然の驚異☆!

いろんな意味で自然と触れ合う一日となりました(^^)