地下からの生還

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南米チリのサンホセ鉱山の地下に閉じ込められている
33人の作業員の方たちの救出が漸く始まりました。
69日間の長い間、暗く狭いところに閉じ込められていた人たちが、
やっと家族の待つ地上へと帰って来られるのです。

当初は、もっと時間が掛かりそうな話で、3ヶ月も先になりそうだと
言われていたのですから、この早い救出は大変嬉しい知らせでした。

世界中のあらゆる知恵を集めての世界規模の人命救助となりました。
こんな風に世界はひとつになれるのですね~☆
みんながこんな優しい気持ちになってくれれば
世界から戦争なんて無くなるのに・・・

地下の作業員の人たちも、我先に救出をと争うのではなく、
体力に自信のある人は、自分は一番最後でいいから・・・と譲り合い、
逆に誰が一番最後になるか、で、揉めているという話が漏れ聞こえて、
なんだか、胸がジ~ンとしてしまいました。

結局一番冷静で、地下の状況を正しく説明できる人を一番に・・・
そして、健康状態の良くない人から順に、そして、健康な人を
最終的に救出するという順序が決定したそうです。

人ひとりがギリギリ入れるカプセルでひとりずつ運ぶのに、
一人当たり15分掛かるのだそうです。
どうか、最後の33人目の人まで誰一人欠けること無く、皆さん無事に
心待ちしていらっしゃる家族のもとへ帰られることを
ただただ祈るばかりです。

吹野の「本日のセット」もトマトのサラダから、かぼちゃのスープに~☆
期間限定のレアチーズケーキは、梨から柿に変わりました~☆

救出された方たちにも、美味しい好物を
思いっきり食べて戴きたいですね(^^)v

「階」~きざはし~

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目が覚めると、いつも反射的に時計を見ます。
デジタル時計は4時36分と表示していました。
そこから視線は自然に空に向かいました。
すると、丁度その視線の先に輝く星がありました。
その周りにもふたつ星が見えるのですが、
そのひとつだけがひと際輝いていました。
私はその美しく輝く星に引き寄せられて行きました。
横になったまま、じっとその星を見つめていると、
先日読んだ本の物語が甦って来ました。

 

『昔から伝えられている言葉の中に、こんな表現があります。
 「・・・の星のもとに生まれて・・・」
 星という文字は、生まれた日と書きます。
 そしてもうひとつ、日が生まれてと読みます。
 
 ひ・ふ・み・よ・いつ・む・なな・や・ここ・と・
 日本に昔から伝わる数え方の中で最初の始まりは「ヒ」です。
 そして十は「ト」と表現します。
 ヒから始まりトに至る。
 これがヒトを表しています。
 
 ヒトという漢字「人」の意味は、カタカナで考えれば
 見えてくるものがあります。
 ヒとは「日」のこと。
 それが生まれることを「星」が示しています。
 
 我々が夜空を見上げてそして見つめている「星」とは、
 科学が教えているようなものではないかもしれません。

 干支は ネ ウシ トラ ウ タツ ミ ウマ ヒツジ 
 サル トリ イヌ イ
 ネは北 ウは東 ウマは南 トリは西 を表しています。
 
 太陽が東にある。
 それを「日」と「卯」を組み合わせて文字にしました。 
 それが「昴」スバル なのです。

 古代から人々は種を蒔く時、旅をする時、
 いつもひとつの星を目印にしていました。
 その星が「昴」なのです。

 昴を道標として我々はたくさんのものを産み出し、
 創り続けて来ました。
 そしていつしか、それらにとらわれ始め、
 目に見えるものがすべてだと思い込んでしまった。

 我々の目がとらえるものは全体のわずか4%にすぎません。
 耳がとらえる音は全体のわずか3%です。

 我々は実は、ほとんど見えず、ほとんど聞こえていない
 狭い世界をすべてだと思い込み生きてきたのです。

 そんな我々が今学ぶことは、目に見えないものの大切さです。
 「やさしさ」「思いやり」「愛」・・・    』


これは谷村新司さんの「階」(きざはし)という本の一説です。
少し前にご紹介した「昴」という本に続く第二弾として出版されたものです。

日本語(ことば)には、それぞれに深い意味がある、と書かれています。
そして日本語は、漢字、ひらがな、カタカナと三種類もの文字がつかわれています。
ひとつのことばに、三種類もの文字が使用される国などどこにもありません。
その「漢字」にもまた、それぞれに意味があるのです。
そして、ことばは「言霊」といわれるくらい、ひとつひとつに
大切な意味が込められています。

何気ない言葉が時に人を傷つけたりもします。
会話とは、お互いを理解するための貴重な手段だと思います。
日々お客様と会話をするので、気をつけなければと改めて思っています。
自分の本当の心を、美しい日本のことばに託したいものです(^^)v

デリヘル立川さん、コメントありがとう~☆
そして、米子三中さん、我が家の金木犀も良い香りで秋の訪れを告げています。

今朝は秋晴れです~☆

連休最終日、愉しくお過ごし下さいね~(^^)/

「ひとり」デビュ~☆

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このところ吹野のお客様の年齢層はどんどん高くなっているのですが、
一昨日かなり若返らせてくれるお客様が登場してくれました~☆
セーラー服のかわいい女の子です(^^)

夕刻5時頃のことでした。
いつもはお母さんと一緒に来てくれるAちゃんですが、
自転車でひとり入って来ました。
思わず「お母さんと待ち合わせ~?!」と訊ねてしまったのですが
「いいえ、今日はひとりです(^^)
 これから塾なんですが、ちょっとお腹が減ったので来ました(^^)」
と、とってもかわいい笑顔で上手に言えましたよ(^^)v

ご注文は「キャラメルバナナトースト」と「モカ珈琲」です!!
美味しそうに飲んで、綺麗にたいらげてくれました(^^)

昨日の夜、或いは今朝、「今日、塾に行く前に吹野に寄って
キャラメルバナナトースト食べて言ってもいい~?!」
なんて、お母さんとの会話があったのかな~?!なんて、
こっそり想像してみたりする私・・・

Aちゃんは高校三年生。
受験生なのですが、大学はすでに推薦で決まっているので、ひと安心(^^)v
これから向かうのは英会話教室。
将来は英語を生かした職業に就きたいとのこと。
例えばそれは海外も視野に置いているの?!と訊ねると
笑顔で「はい!」と即答してくれたので、「どこ?!」と聞いてみると、
嬉しそうに「フランスです~♪♪」と、これも即答。

Aちゃんは少し前に家族で旅したフランスがとても気に入ったのだそうです。

今、サッカーでも日本の若い選手達の活躍が注目を集めています。
近くの美容室の男の子も、ロンドンの「ビダルサッスーン学校」へと、
武者修行に旅立つと聞きました。

今回ノーベル化学賞を受賞なさった根岸教授も、もっと日本の若い人たちに
海外へ出て来てほしいです、と仰っています。
Aちゃんにも、是非そんな世界にはばたくお仕事をして欲しいと・・・
なんだか、親戚のおばちゃんになったような気持ちになりました(^^)

まだまだ、色々な可能性がある・・・
「若い」って素晴らしい~☆♪☆♪☆♪☆

「懐かしい」

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あるテレビ番組の中での企画です。
日本語を話せる在日外国人にインタビューするコーナーがあり、
毎回ユニークな外国の方が登場されるので愉しく見ています。
インタビューする場所は銀座、原宿、秋葉原の三箇所です。

質問は、「日本のどこが好きですか?」とか、
「好きな日本食は何ですか?」「変だと思うことはありませんか?」
などで、アメリカ、トルコ、パキスタン、オーストラリア、フランス
と、実に多くの国の方々が日本で働いていらっしゃる事に驚きます。

先日その中で印象に残ったやり取りがありました。
アメリカの男性でしたが、「好きな日本語は何ですか?」
という問い掛けに「『懐かしい』ガ スキデスネ~」と言うのです。

「どうしてですか?!」と問い返すとそのアメリカ人男性は言いました。
「アメリカ ニハ『懐かしい』トイウ言葉ハ アリマセン
 イクツカ ノ 単語ヲ クミアワセレバ『懐かしい』 
 トイウ 意味ニ ナリマスガ『懐かしい』トイウ 単語ハ アリマセン
 ダカラ 『懐かしい』ハ スバラシイ日本語ダト オモイマス」と・・・

私たちが普段何気なく使っている日本語は実は
とても素晴らしい言葉たちなのです(^^)v
ちょっとしたニュアンスの違う表現が幾つもある、
こんなに豊富な言葉を持つ国は日本しかないと思います。
だから英語を自由に操れる人を凄い!!と思ったりもしますが、
日本語を自由に話せる私たちも実は凄い!!のではないでしょうか(^^)

もっともっとこの「美しい日本語」を大切にしなければと
改めて肝に銘じました。

数日前、かつての職場の同僚がご夫婦でいらして下さいました。
今は東京勤務のHさん。
職場結婚のご夫妻なので三人共通の話題に話も弾みます。
大いに語った後、奥様が「何だか私たち、つい昨日のことのように
『あの頃』の話をしてるけど、30年以上も前の事なのよ~!!」
と言われ、一瞬驚きに三人とも黙ってしまいました。

そうです。もう30余年も前のことを、まるで昨日の事のように
私たちは話していたのでした。
でも本当に30年も前とは思えないのです。

こんな「出会い」も「会話」も日本語なら簡単に表現できるのです。
ひと言で「懐かしい」と・・・

 

「通りもん」

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お客様からお土産を戴きました~(^^)

国際品質コンテスト:モンドセレクションで
10年連続金賞を受賞し続けているという西洋和菓子
その名は「博多 通りもん」と・・・

「通りもん」とは、聞き慣れない言葉・・・
添えられた栞を開くと、こう書いてありました。

『オランダ語の休日「ゾンターク」がなまって「どんたく」
 という博多弁になりました。
 ゛西洋休日゛という意味で、この日ばかりは博多の街は大にぎわい。
 飾りをつけた台を引き、着飾ったり、三味線を弾き、
 笛、太鼓を鳴らして街を練り歩く、この行列を
 「通りもん」といいます。』

テレビでしか観た事が無い「博多どんたく」の賑わいの様子が
目の前に浮かんでくるような祭りの風景を描いた絵が添えられた栞です。

頬張ると、柔らかい白餡が舌の上でとろけました。
バターをはじめとする西洋菓子の素材を取り入れたお菓子で、
上質な素材を丹念に練り上げたという白餡が
ミルクの香りの皮で包んで焼き上げられた「通りもん」
とても美味しかったです~☆

米子三中さん、ごちそうさまでした~(^^)/

「博多どんたく」の語源も知る事が出来ました(^^)v
「通りもん」という言葉も知りました。
ありがとうございました~♪☆~☆

珍しく忙しい時にお出で戴いたので、ゆっくりお話も出来ず、
申し訳ありませんでしたm(--)m

でも、妹さんとの会話が弾んでいたようで、良かったです(^^)
とても仲の良い兄妹とお見受けしました(^^)v

戴いた「通りもん」は福岡の『明月堂』さんのお菓子・・・
先日米子の『明月堂』さんが惜しまれつつ閉められたことを想い、
これをお土産に選んで下さったのかどうかはお尋ねできませんでしたが、
そんなことを想いながら、福岡の銘菓を戴きました。  深謝~☆