急に朝夕めっきり涼しくなりました~♪
今年の夏の暑さは異常で連日30°を越える日が続き、
もう日本はず~っとこのまま夏が続き永遠に
秋も冬も来ないんじゃないか・・・なんて
冗談じゃなく本気で心配した私でした!!
ところが、やっぱり涼しくなり、例年通り
季節は巡ってくれそうで安心しました(^^)
というわけで、吹野のメニューにも季節は巡ります~☆
「無花果のコンポート」が登場しました~♪♪
毎年この季節になるとこの無花果を愉しみに待っていて下さる方が
先日早速お出で下さったのですが、裏話を打ち明けますと、
まだ始める前にいらして下さった方がふたり・・・(..)
「もしかして、無花果を期待して来て下さったのでしょうか~?!」
と囁くと、お二人とも「そうです~☆」と仰り、
大慌てで、製作に取り掛かったのでした(^^)
待っていて下さる方がいらっしゃるなんて
本当に有り難く、幸せなことと感謝、感謝です!!
そして数日後、やっと完成し冷蔵庫で冷やして数十分経過した時、
その内のひとりがおみえになりました!!
タイミングよく!というか、すこ~し早過ぎ・・・というか・・・
でも、
「先程出来上がったばかりで、まだ冷えていませんが
折角ですからお召し上がりになりますか?!」
と正直に申し上げると、「是非いただきます~(^^)」と仰り、
一年振りの「秋の味覚」を堪能して戴けました~☆
無花果をまるごとワインとグラニュー糖と
レモン果汁で煮込んだ優しい甘さのデザートです~☆
美味しそうに召し上がって戴けると、また頑張れます!!(^^)
そして、「セット」のトーストも「焼きカレー」から
「オムカレー」に衣替えしました~☆
カレーをのせたトーストの上にスクランブルエッグをのっけて、
オムレツカレー~♪というわけです~☆~☆
自家製カスピ海ヨーグルトのトッピングも
二十世紀梨のジャムに変わりましたよ~♪
こちらもどうぞ宜しく~☆♪☆(^^)v
夜は、ぐんと冷え込み、タオルケットだけでは肌寒く感じるようになりました。
昼間はまだ少し暑いですが、夜は寝冷えしないよう温かくして、
元気に秋を迎えましょう~(^^)
米子三中さんから、地元の秋のお祭り情報を戴きました~☆
有難うございます~(^^)/
みなさんも、それぞれ地元の面白いお祭りや、
ちょっと変わったお祭りなどの情報がありましたら
教えて下さい~(^^)♪
昨年もブログに書かせて戴いた米子市観光協会、首都圏観光大使の瀬尾幹夫氏。
今年もまた、お出で下さいました(^^)
米子出身で現在は横浜にお住まいの米子観光大使でしらっしゃいます。
毎年この季節になると、米子の旧友の方々との交流にいらっしゃるのです。
そしてその度に吹野にお立寄り下さいます。
そんな習慣をいつしか心待ちにするようになっているのですが、
その瀬尾氏が今年もお立寄り下さったのです(^^)v
そしていつものように「名刺」を頂戴しました(^^)
瀬尾氏の観光大使の名刺は毎年裏書が変わるのです~♪
それも愉しみのひとつになっています~☆
「今年は何を書こうかと随分悩みましたよ~」と笑いながら
差し出された名刺には、
『裏面に米子エッセー④<ネギ太にネギ子>』 とありました^^
早速裏返して読ませて戴きました~♪
おもてをとくとごろうじろ。
米子のイメージキャラクターの白ネギ。白ネギとは、何故。
先ずは、志賀直哉「暗夜行路」から。
悩める日本的近代人、時任謙作は伯耆大山でー。
「謙作は不図、今見ている景色に、自分のいるこの大山が
はっきりと影を映している事に気がついた。
影の輪郭が中の海から陸へ上がってくると、米子の町が
急に明るく見えだしたので初めて気付いたが、それは
停止することなく、恰度地引網のように手繰られて来た。
地を嘗めて過ぎる雲の影にも似ていた。
中国一の高山で、輪郭に張切った強い線を持つこの山の影を
その侭、地平に眺められるのを稀有の事とし、
それから謙作は或る感動を受けた」
眼下に広がるは米子の町から境港に至る弓ヶ浜半島。
大山を仰ぎ見るこの地はまた、西日本一の白ネギの生産地でもある。
伯耆富士には白ネギがよく似合う、か。
白ネギ夫婦、ネギ太にネギ子、いつか首都圏にも束になってやって来る。
柔らかくとろけるような甘味。美味である。食べてごしない。
特産の白ネギから志賀直哉の「暗夜行路」に至るところが
さすが瀬尾氏、と読ませて戴きました。
「暗夜行路」を読んだ事のない私・・・(..;)
これを切っ掛けに読ませて戴きたいとも思いました(^^+)
今は「湊山公園」と言いますが、かつて私たちが幼い頃は「錦公園」と言い、
桜の名所だった公園へ今日は行って来ました~(^^)
と仰り、夕食は昔懐かし「のどぐろ」を堪能された由。
「のどぐろ」と言えばひと昔前までは庶民の魚でした。
それがいつの頃からか高級魚になってしまってと苦笑いでした。
そしていつものように徒然なるままにお話を聴かせて戴いたのですが、
同じ鳥取県人でも、東部鳥取と西部米子では、
まるっきり違うという話(看病する枕もとで餓死)などは、
興味深く聴かせて戴きました(^^)
昨年ご紹介した「明月堂の麩まんじゅう」を今年も土産に・・・
と仰って戴いたのですが、先日惜しまれつつ閉店された事を告げると
ガッカリなさっていました(><)
そして心はもう来年の名刺の裏書に・・・
何を書こうかと頭を悩ませていらっしゃいました(^^)
良いテーマが見つかるといいのですが・・・
どんな名刺を戴けるのか愉しみに待つことに致しましょう~♪
また来年もお会いできますように、どうぞお元気で~(^^)/
9月10日 服部麻知子さんの染織教室の生徒さんたちの
作品展が、始まりました~☆♪☆
8日の夕方から飾り付けが始まり、それぞれの想いが詰まった
作品たちが、奥の大テーブルの上や周りに愉しそうに並べられました。
どれも丹精込めた見事な作品ばかりです。
見ているだけで笑顔になります(^^)
生徒さん達の作品は皆想い入れがお有りになるので展示のみですが、
先生の作品のみ販売もしています。
「タペストリー」や「灯り」「ネクタイ」や「マフラー」あり、
「ハンカチ」などの小物も数多く並んでいますので、
是非手に取って、お気に入りの作品を探してみて下さい(^^)
お薦めは「灯り」です。
服部麻知子さんの「灯り」は、本当にその人柄を表すように
温かく柔らかな光りでお部屋を包み込む温もりがあります。
床に置くと、その素晴らしさがお解かり戴けると思います。
昨日は、その作品展に誘われて、普段の吹野のお客様ではない方々が
幾人かお出で下さいました。
最後におみえになった方は数十年前に何度か来た事があります~(^^)
と仰る方で、作品をご覧になった後、カウンターで珈琲を飲みながら
暫くお話をして下さいました。
初めてお話する方とは思えない親しみを覚える方で、愉しいひと時でした^^
これを機会にまた時々足を運んで下さるようになると嬉しいな~♪と
思いながらその方の笑顔と語り合いました(^^)
服部麻知子さんのディスプレイで、いつもと違う「珈琲屋吹野」
になっていますので、そんな吹野を見に来て戴きたいと思います。
ダンボール機織り教室もまだ少し席がありますので、
是非この機会に機織りに触れてみて感じてみて戴きたいと思います。
服部麻知子 染織教室の仲間たち展 は23日まで開催中です!!
珈琲屋吹野のドアを開けると正面奥に
茜色の灯りが迎えてくれます。
この灯りは東京出身、南部町在住の染織作家
服部麻知子さんの作品をお借りしています。
この灯りを写真で見て一目惚れし、
吹野に飾らせて貰えないかと我儘なお願いをしたところ、
快くお貸し下さったのが三年前くらいになるでしょうか?!
それからずっと、図々しくそのままお借りして、
時々麻知子さんの作品展示会の時などに出張する以外は
まるで吹野の所有物のようにその位置に鎮座マシマシテいます(^^)
本当に麻知子さんのご好意に甘えっ放しなので、
この度そのお礼をする事にしました~(^^)/
今月10日から23日まで、当店にて
『服部麻知子 染織教室の仲間たち展』を開催することになりました~☆
麻知子さんがご自宅とNHKカルチャーの教室で指導していらっしゃる
生徒さん達の作品展です(^^)v
少しではありますが、先生の作品の販売もありますので、
お気に入りの作品が見つかれば、愛用戴ければと思っています~♪
また、期間中『体験教室』も企画致しました~^^
ダンボールでつくった簡易織り機で、お好きな布を使って
コースターを織ってみませんか~☆♪☆
12日(日)と22日(水)の14時~16時までで、
参加費はワンドリンク付で1000円となっています。
それぞれに定員が6名となっています。
興味のある方はどうぞご参加下さい。
お申し込みは 0859(35)0777まで
皆さんのご参加お待ちしています~(^^)
北の空に全天でただひとつ、決して動かぬ星があります。
天の星はすべて一夜ごとに夜空を一巡りします。
夕刻東の地平から昇った星は、明け方西の地平に沈む。
季節により、星の昇る位置も時刻も変わってゆく。
その中にあってただひとつ動かぬ星がある。
「北辰」と呼ばれる星です。
なぜ動かぬか
それはこの星が全天の中心にあって、すべてがそのまわりを巡っているからです。
古来、海の民は、この星を方角の目印として航海をしてきました。
この世の在りと在るものは見えざる力に導かれ、
この世をあまねく覆う巨大な因果のふところの中で、互いに因となり果となって
からまりあい、生成し運動し消滅していく。
そのすべてを司る原理を"太一"と言い、太一が天に姿を現したのが太一星
すなわち北辰です。
北辰に連なる星を「妙見」と言い、妙見は仏教では菩薩の姿をとって現れますが、
実はすべてを見るものの意味であって、つまりこの世を統べる原理"太一"のことです。
天の中心にあって動かぬこの星のすぐそばを、二つの星宿が巡っています。
それぞれ七つの星から成る星宿で、大小二つの柄杓の形に並んでいます。
大きい方の柄杓を北斗と呼びます。
柄杓はまた、大小二頭の熊の尾とも見立てられ、二頭の熊は互いに背を向ける形で、
互いに互いの後を追うように太一星のまわりを巡っています。
ここには、この世に生を受け生き死んでゆくわれわれの姿が現れているのです。
我々もまた、この世を司る大いなる「ことわり」に導かれ、もてあそばれ、
また救われながら生きては死に、死んでは生まれてくる。
五角形から三角の角が五つ突き出す形、五芒星形 タオ
ひときわ輝く七つの星が柄杓の形に並んだ"妙見"
大熊 柄杓は熊の尾の形
ここは熊野 紀州熊野 天の動きを地上に映す場所
この地にひそむ見えざる力がいま動き出してきている。
天の中心を二頭の熊が巡る。
五芒星のまわりを巡っている。
赤 白 黒の三つの色が三つ巴を成して巡り、常世に治まり、
田は豊かで民が笑顔とともに暮らし黄色のがそれを包み込み国を導く。
これがキの国 クマノは中天の星
これは、谷村新司さんが2008年12月に待望の書き下ろし文芸作品
として書かれた「昴」の七つの物語の中のひとつ「中天の星」
から抜粋させて戴いたものです。
家族ドラマ、時代劇、ファンタジーそして恋愛物語
異なる時代と世界観が重なり合い大きな感動のうねりを呼ぶ。
谷村文学の誕生!
と帯にありますが、大袈裟ではなくまさにその通りで、
谷村さんには音楽以外にもこんな才がお有りになったのかと
正直驚き、感動し「凄い!!」と心の中で連発しながら読破しました。
本というのは雑学の宝庫だと思っていますが、この本からも多くを学びました。
専門書を開けば、難しすぎて眠くなってしまうかもしれない小難しい話も、
物語にしてしまえば、なんと解かり易く親しみ易くなるものでしょう(^^)
私のお気に入りの一冊がまた増えました~(^^)v