人にはそれぞれに、何か「気になるけど解からないこと」
というのが、ひとつやふたつあるのではないでしょうか?!
私は、ある歌の「歌詞」の意味がわからず、ず~っと気になっていました。
さだまさしさんの歌で、「昨日 京 奈良 明日香 明後日」
という、修学旅行のことを唄ったコミカルな歌があります。
私たちの時代、修学旅行といえば、「京都」「奈良」でした(笑い)
さだまさしさん、といえば「精霊流し」のような「暗い」イメージの曲や
北海道といえば必ずBGMに用いられる「北の国から」のテーマ曲の
「♪あ~あ あああああ~あ♪」という歌詞のない曲を
思い浮かべる方が多いでしょうが、中には、とてもユーモラスな曲もあり、
「時代はずれ」と共に「昨日 京 奈良 明日香 明後日」は
私の中ではその最たる物なのです(笑い)
その曲の歌詞の中に、
♪あねさん ろっかく たこにしき~♪
というフレーズがあります。
が、しかし、何の事か解かりません!!
前後の歌詞からも、何の脈絡もありません。
ただデタラメに言葉を並べただけかもしれない・・・とも思われました。
ところが、このところ時々来てくれるようになったO君が、
先日見せてくれた本に、
♪♪ まる(丸)たけ(竹)えびす(夷)に(二)おし(押)おいけ(御池)
あね(姉) さん(三) ろっかく(六角) たこ(蛸)にしき(錦)
し(四)あや(綾)ぶっ(仏)たか(高)まつ(松)まん(万)ごじょう(五条)
せった(雪駄)ちゃらちゃら うおのたな(魚の棚)
ろくじょう(六条)さんてつ(三哲) とおりすぎ
しちじょう(七条)こえれば はちくじょう(八九条)
じゅうじょう(十条) とうじ(東寺)でとどめさす ~ ♪♪
『これは京都の人なら誰もが知るという
通りを覚えるための数え歌。
この歌を覚えておけば
碁盤の目のような京都の町を把握できる
という優れもの!!』
と紹介してあったのです!!
その「数え歌」の中に、「あねさん ろっかく たこにしき~♪」がありました!!
私の長い間の疑問(謎)が解けました~☆
京都御苑から南に下ルと
丸太町通
竹屋町通
夷川通
二条通
押小路通
御池通
姉小路通
三条通
六角通
蛸薬師通
錦小路通
四条通
綾小路通
仏光寺通
高辻通
松原通
万寿寺通
五条通
と並んでいるのです☆
お借りした本は、京都ふせん本シリーズ
京のカフェ、ホントのイイとこ厳選しました
「京都で珈琲」
という京都の素敵な珈琲屋さん(カフェ)が紹介された本でした☆
もう一冊は、これも京都の穴場を紹介した
伊藤まさこ著 「京都てくてく はんなり散歩」
でした。
そのどちらにも、この「数え歌」は載っており、
本当に今まで知らなかった事がお恥ずかしい次第です(笑い)
O君はきっと、京都が大好きなんでしょうね~☆
今度いらした時は、京都のお話、訊きたいですね~(笑い)
そして、今度私が京都へ行く時は、この中の何店かへ是非立ち寄りたいと思いました☆
O君、素晴らしい資料提供、ありがとう♪☆
急に気温が下がり、慌てて暖房器具を引っ張り出した二日間の後、
今度は急に暖かくなり、9月の上旬の陽気となり、
まったくこの頃の気候の変動には振り回されます。
そんな日曜日、時々いらして下さる御婦人が、
丁度昼時におみえになり、いつものように
「シナモントースト」と「珈琲」のご注文を戴きました。
出来上がるまでの間、バッグから取り出された本を読んでいらっしゃいました。
焼き上がったアツアツのトーストと珈琲をお持ちすると、
テーブルの片隅に、綺麗に紅葉した木の葉が置かれていました。
私はそれが「栞」として使われているのではないかと察知しました!!
なので、「それは本物の木の葉ですよね~☆
とても綺麗なグラデーションに紅葉していますね~☆
それを『栞』にされるなんて、素敵~☆☆」と
とても素晴らしい発想に、思わず声を掛けてしまいました。
するとそのご婦人も、「そうなんです!」と宝物を自慢するように得意げに微笑むと
「先日散歩していましたら、この葉が落ちていたんです~♪
あんまり綺麗なので、思わず拾って持ち帰ったんですよ~(笑い)」と
散歩途中の思わぬ収穫を喜んでいらっしゃいました。
道端の初秋の落し物・・・
だれも気に止めることが無ければ、そのまま秋風と共に
何処かへ運ばれ朽ちるところだった「一枚の枯葉」が、
大切な本の一頁に挟まれ、その人の心を和ませている・・・
・・・・・・いいな~・・・・・・☆♪☆
私も素敵な落葉を探しに行きたくなりました!☆
いつもはご主人といっしょにおみえになる御婦人が、
その日は珍しく、ひとりでお出でになりカウンター席へお掛けになりました。
「今日はひとりなんですよ~」優しい笑顔で仰り、
珈琲を飲みながら、雑誌「サライ」の京都の紅葉の写真をご覧になっていました。
暫くして雑誌を見終えたご婦人は、
「今日は絶対吹野さんにひとりで行って、ゆっくり珈琲を戴こうと思ったの(笑顔)」
と仰いました。
「このところずっと忙しくって、何だか凄く疲れたな~って今朝思ったの!
だから今日は絶対ひとりで静かにゆっくり吹野さんの珈琲が飲みたいって思ったの!!」と
そんなふうに吹野を「安らぐ処」と、こころに留めて戴いている、ということが、
とても嬉しかったです。
と同時に、その期待を裏切らないようにしなければと気を引き締めました。
そして、雑誌を閉じると、唐突に「映画、観ましたか~?!」と穏やかに仰いました。
一瞬「何の映画ですか~?!」と訊きそうになりました!!
が、すぐ「あれ!!」だな~☆と気付き、
「ああ~『銀の雨』ですね~☆・・・まだ観てないんですよ~(笑い)」と応えました。
浅田次郎さんの原作の映画化で、米子で撮影が行われ、
全国に先駆けて今米子で上映が始まった中村獅童さん主演の映画です。
やはり、自分たちの住んでいる町並みがスクリーンに映し出されるとなったら、
みなさん愉しみに観に行かれるのではないでしょうか?!
米子駅前で、お店を営んでいらっしゃるご婦人のことです、もしや?!と思い、
「映画の撮影風景など、ご覧になったんじゃないですか~?!」と訪ねてみると、
やはり! 米子駅に到着した中村獅童さんが駅構内から出てくるシーンを
ご覧になったそうでした。
お天気の日に「雨のシーン」だったらしく、
スタッフの方々がホースで雨を降らせていらっしゃったそうで、
「映画の撮影も、裏方さん達は大変ね~(笑い)」と
感心していらっしゃいました。
そんな舞台裏が見れるのも、地元の人の愉しみのひとつかもしれませんね~♪♪
これから暫くは「映画観ましたか~?!」は「銀色の雨」と思いましょう(笑い)
昨日は急に気温が下がり、大山も雪化粧しました。
北海道も昨年より3日早い積雪との報道がありました。
寒くなると温かい食べ物が欲しくなりますね~☆
と言う訳で、吹野の「セット」が冬バージョンになりました☆☆
夏の間は「トマトのサラダ」がシンプルなのに
ドレッシングが美味しいと好評を戴いた「本日のセット」でした。
あまりに好評で、これを凌ぐメニューを考えるのに頭を悩ませましたが、
やっと、これぞという一品を完成しました。
野菜たっぷりの「ミネストローネ」です!!
料理研究家の辰巳芳子さんの「命のスープ」を参考に試行錯誤して
温かく、ヘルシーなスープに仕上げました☆
辰巳先生のように、「出汁を引く」ところまでは徹底できませんが、
地元の野菜を使った「地産地消」で、
こころもからだも温まって戴きたいと、丁寧に蒸し煮しています。
昨日も、寒さに冷えた身体に温かいミネストローネは、
みなさんに喜んで戴きました♪
「軽い食事が出来たらいいな~」というご要望にお応えし、
6月頃から始めた「本日のセット」
11月からは、温かいスープとメニューの中からお好きなトーストを選んで戴き、
珈琲と自家製カスピ海ヨーグルト付で1000円です!!
心を込めた食物繊維たっぷりのヘルシースープで
皆さんのお越しをお待ちしています♪☆
今朝は、お日様が顔を出しましたが、
気温はまだ低く寒い一日になりそうです。
どうぞみなさん、風邪など引かれませんように温かくしてお過ごし下さい。
きょうも一日お元気で~☆☆
いつもおひとりでお出で下さるKさんが、
お友達と一緒にいらして下さいました。
おひとりの時はいつもボックス席へお掛けになるのですが、
「今日はこっちへ座らせてもらおう~♪」とカウンターへお掛けになりました。
Kさんは、いつも面白く昔話をして下さいます。
その日もお友達とご一緒に聴かせて戴きました。
以前に聴いたことのある話でも、また笑えるから不思議です~♪
貧乏下宿時代の話は「定番」ですが、
その日はポンコツ車の話が愉しかったですね~♪
それはそれは古い車で、整備のしようもない廃車同然の車を
いつも恐る恐る走らせていて、坂道になると、運転手以外は降りて押すのは当然のことで、
時には、坂道でもない平坦な道でも、急に動かなくなる時があったそうです。
その日もいつものように仲間数人でドライブしていると、急に止まってしまい、
電話で修理してくれる人を呼び、みてもらったそうです。
ボンネットを開け、応急処置をしてくれたあと、その人が、
「とりあえず走るようにしておきましたが、絶対途中で止まらないで、
ノンストップで帰って下さいね。もし途中で止まると、
それきり動かなくなりますからね!」と言われたのだそうです!!(笑い)
もちろん、その後は、信号でも止まりません。
交差点でも止まりません。
ただひたすら走り続け、同乗者がそれぞれ降りたい場所に近づいたら、
スピードを緩めるから、飛び降りろ!!ということになったのだそうです(笑い)
40年以上も前の話です。
今では考えられない話ですが、当時はそういう事ができた、
古き良き時代だったのです。
聴きながら「危険!!」などと思うより先に、
そのKさん達が飛び降り、転がる姿を想像して、笑ってしまうのです♪
なんだか、とっても愉しそうじゃありませんか~☆
お給料は、出たその日に全部夜の街で使ってしまう、
そんな無茶が出来た若い頃があったから、
定年退職後の今、こんないい笑顔で、お友達と珈琲を飲みながら
「懐かしい青春時代」を語れるのではないでしょうか☆
これからも時々、そんな「無茶したあの頃」の話を聴かせて戴きたいですね♪
Kさん、これからも益々お元気で、人生を謳歌して下さいね♪☆